これは、私の好きなデザイナー:佐藤可士和さんの影響もあるのですが、外に出かけるときは極力モノを持ちたくないと思っています。手ぶらが最高です。
最近はキャッシュレス化も相まって、定期券はモバイルSuicaで携帯に集約され、ある程度はApple Payであったり、PayPayであったりのキャッシュレス決済で済まされらるようになりました。とはいえ、店によっては携帯決済が使えなかったりするリスクはありますし、免許証や、保険証などはできれば持っていたいとは思います。かと言って、手ぶらで長財布を持つのは気が引けますし二つ折り財布にしてもなんだかんだでかさばるものが多いのですよね。
そんな中、私がたどりついた財布がRasical製のニルウォレットです。
超小型財布「ニルウォレット」
特徴
https://www.rasical.com/products/nilwallet
・究極のミニマリスト向け設計
・14gの超軽量仕様。
・カードは最大9枚前後、お札、コイン、SDカードを収納可能。
・外側にはコインなどの小物を入れるスペース。
ニル(Nil)とは「ゼロ」の意。ゼロ財布
構造としてはバンドのような帯でカードを留めるだけという、まさに”ゼロ”の財布というべきコンパクトさです。
カードという物理制約がなくならない限りは、これ以上は小さくできないぎりぎりのサイズ感です。
いや、さすがに私も最初は思ったんですよ「これ財布ちゃうやん!留めてるだけやん!」と。
ただ、一年使ってみたのですが全くきにならなくなりました。
ニルウォレットのメリット
- とにかくコンパクト
- 軽い
- ポケットに入れてもかさばらない
- 強制的に財布に入れるものが減る
【メリット1】とにかくコンパクト
とにもかくにも、最大のメリットはこれです。
先ほども述べましたがほぼクレジットカードサイズ(90mm×50mm×3mm)となりとにかく小さいです。
小さすぎてお店で財布を出した場合、同席した会社の同僚や友人にはまず「なにそれ」と驚かれることになります。
そして高確率で「え、何それ不便そう…」といわれるのですが気にする必要はありません。(メリット?)
【メリット2】軽い
14gなので超軽いです。そこの君!ニルウォレットの重さは1円玉14個分だぜ!
あまりに軽くてよく無くしそうになるので、私は探し物タグのTileを入れて万一に備えています(メリット?)
【メリット3】ポケットに入れてもかさばらない
日ごろ会社ではスーツを着ているのですが、スーツのポケットに財布を入れた場合、財布が厚すぎるとラインがぼっこり出たり、重さで振り回されたりして非常に気になるのですが、薄くて軽いのであまり気になりません。
特に、結婚式とかの冠婚葬祭の際に、財布のためだけにサイドバックとか持っていきたくないじゃないですか。
小銭もほとんど入らないので、じゃらじゃらも言いませんし。うん。
ニルウォレットのデメリット
- 小銭が多いとさすがにちょっと辛い
- お札を入れるのはちょっと不便
- レシートの管理が困る
- カードの枚数が多すぎると探すのが不便
- カードの枚数が少なすぎるとカードが曲がる恐れがある
とにもかくにも、極端な商品設計なのでデメリットは相応にあります。
むしろデメリットのほうが数的には多い気がします。ただ、デメリットが多いからダメというわけではなく、何を優先するかという話だと思うので、私はデメリットはあまり気になってはいません。
【デメリット1】小銭が多いとさすがにちょっと辛い
コインなどの小物を入れるスペースはあるものの、こちらはあくまでおまけのようなものなので、1,000円札で買い物して大量の小銭をおつりでもらってしまった場合、(入らなくはないのですが)シルエットが相当凸凹してしまい美しくないですし、コインを入れれば入れるほど、コインが取り出しにくくなります。
コンセプト的に、現金はあくまで緊急用という感じなので、小銭が発生してしまった場合はレジ横の募金箱に流し込むことをお勧めします。
【デメリット2】お札を入れるのはちょっと不便
サイズ的にクレジットカードサイズなので、お札は4つ折りにしないとはみ出してしまう感じになります。
かつ、サイズも結構ぎりぎりだったりするので、1,000円札や5,000円札を単体で入れておくにはいいのですが、8,000円ぐらいを1,000円札で入れようと思うとちょっと入りきらない感じです。いや、入りきらないことはないのですが、お札の角が結構切れかかりヒヤヒヤします。お札はあくまで現金しか使えないお店の緊急用という感じです。
【デメリット3】レシートの管理が困る
これが個人的は一番デメリットかもしれません。現金だろうがキャッシュレス決済だろうが購入したときにレシートは出るのですが、レシートを入れるスペースは正直ないです。最近はコンビニのレシートもスタンプの達成状況だったり、おすすめ商品だのが印字されて長いレシートが多いので正直めっちゃ困ります。
対処法としては①レシートは別に保存する。②潔くレシートとは捨てるという感じでしょうか。私は、軽減税率警察に捕まった時に言い訳できるようレシートは家に帰るまでは持っていたい派の似非ミニマリストなのでレシートは別に保存しています。(ん?)
【デメリット4】カードの枚数が多すぎると探すのが不便
普通の財布は、カード入れの個所が段々になてっおり、カードの先がインデックス的に見えるようになっているのが多いですが、この財布は構造上トランプのようにカードを重ねて入れることになるので中間に入っているカードがやや探しづらいです。
私は極力カードを持ち歩かないようにしているので、以下のように①免許証、②健康保険証、③クレジットカード(メイン)②クレジットカード(サブ)の4枚を2枚ー2枚に分けてしまっているので、わりと簡単に探すことができるようにしています。
【デメリット5】カードの枚数が少なすぎるとカードが曲がる恐れがある
設計上カードをバンドで止めるような形になるため、入れ方によるのですが、カードの枚数が1、2枚だったり、ポイントカードのような薄いカードメインの場合、バンドの力が強すぎてカードが曲がる感じになります。個人的には上記の通り4枚構成ぐらいがおすすめです。
ニルウォレットを1年使ってみて
超ミニマリスト向け財布のため、人によってはデメリットのほうが多い印象ではありますが、「極力モノを持たない」ということに特化した財布という意味ではシンプルで使いやすい財布だと思います。個人的にはデメリットは許容するような生活様式にすることで不便は感じない感じです。
極力現金は持たずキャッシュレス決済に寄せる。レシートの管理を極力避けるため不要な買い物はしない。という風に、持ち主の行動を変えてくれる財布であると思います。