自粛期間中に驚いたこととしては、3歳の娘が自転車に乗れるようになったんですよ。
自転車に乗れるようになるまで相当転んだ記憶のある私としては、自粛期間はおろか、まぁ年単位で気長にやらせようと思っていたので、数日で乗れるようになってしまい正直ちょっと焦りました。
その時使ったアイテムと、それ以外に必要だったプラスアルファのポイントを備忘録もかねて紹介したいと思います。
使った自転車は「へんしんバイク」
へんしんバイクは、最初はストライダータイプのペダルなしの状態なのですが、ペダルとギアを装着することで自転車としても使えるようになる変形タイプの自転車です。
へんしんって響きがいいですよね…(ライダー脳)
価格は約2万円と、まぁそれなり。
Amazonや楽天では売っていないので、専門店で注文しました。
売りは、ストライダータイプで本体に慣れ、その慣れた状態のままペダル付きの自転車にシフトすることで感覚がずれることなく自転車にのれる…というものです。合理的!
※ちなみにストライダーよりも重くて子供が扱いづらい…という口コミもありましたが、うちの娘はあまり気にならなかったようです。
へんしんバイクだけでは難しかったこと
へんしんバイク自体は非常に良い商品だと思うのですが、娘に乗り方を教えるにあたりいくつか悩んだポイントがありました。
乗り方の「言語説明」は思った以上に難しい
大人であれば、言葉での説明でもあらかたわかってもらえるのですが、いかんせん相手は3歳児。言葉での理解というのは想像以上に難しいです。
ハンドル、サドル、ブレーキ、バランス…大人であれば一瞬ですが、子供にとっては聞きなれない外来語だし、無理やり「操縦かん」なんて日本語に訳したところで意味が伝わるものでもなし。ああ、難しいぞコレ。
大人がお手本を見せたいけれど見本にならない
言葉が難しければ、これはお手本を見せるしかないと思うのですがここでも問題が。
へんしんバイクに大人が乗るのはサイズ的に無理があり、逆に大人用の自転車に乗って見せるとスケールが違って子供が理解しづらいのです。
私が知りたいのはそんな大きな自転車じゃなくて、この「へんしんバイク」なんだよ、と娘の目が訴えます。
やめて!そんな目で私を見ないで!(へんしんバイクに無理やりまたがりながら)
解決策はYoutubeにあった
同じぐらいの子のお手本を見せれば…とも思ったのですが、自粛期間中もあって外には子供が出ていないし、出ていてもい知らぬ子を捕まえて「ちょっと乗り方を…」なんてやろうものなら事案に発生してしまいます。
…と思った後ふと思ったわけです。
Youtubeがあるやん。
youtubeにあった、へんしんバイク関連の動画を娘に見せたところ、食い入るように視聴し、「足をこうしてた」「なんでころんじゃったの?」「速いね!」と大興奮。
同じぐらいの年齢の子が、(最初はうまくできないけど)どんどん上手に乗れるようなっていく様を見て自分も乗りたい!というモチベーションや、どうすれば乗れるのかという情報を吸収しているようでした。
その後自転車に乗せてみると驚くぐらいスッと乗れたんですよ。Youtubeしゅごい。
私がへんしんバイクにまたがる必要はなかったんや……!
Youtubeで見て学び、よりよい道具で実践するが今時のスタイルなのかもしれない
私が子供のころは、すぐ大きくなるからと、体のサイズに合わない大きな自転車で補助輪を付けたのち、ひたすらふらふらしながら、何度も転んで道端の畑に突っ込み、カボチャに頭をぶつけ、痛みに耐えながら自転車に乗れるよう練習した記憶があります。
思えば確かに、よりよい手本を見て学習し、良い道具で実践するというのは非常に理にかなった学習法です。
現代は周りに同じような子がいなくても、Youtubeでいくらでも同じような、しかも上手なこのお手本が見れますし、へんしんバイクのような良いアイテムもありますので、非常に効率的な時代になったのだなと感じます。
自分がこう習ったというのも、何十年も昔の話になるわけなので、情報のアップデートをしっかりしていかなければな、とどんどんペダルを漕いで速度を上げていく娘を追いかけながら思うのでした。
まだお子さんが自転車乗れない…という方は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。